TBSドラマ『愛していると言ってくれ』(第2話)紘子のFAXレター名セリフ~言葉にできない空白に宿る言霊

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1995年にTBSテレビで放送され、最高視聴率28.1%を記録した『愛していると言ってくれ』。

ドリカムの歌う主題曲『LOVE LOVE LOVE』 も切ないドラマの2020年版が5月31日よりスタートしましたがご覧になりましたか?

そんな切なさの秘密を感じたのが、第2話で紘子(常盤貴子)が晃次に送ったFAXレターです。

【紘子から晃次へのFAXレター】

榊 晃次様

私は自分のことばかり押し付けていたのでしょうか?
あなたに出会えて一人でいい気になっていたのでしょうか?
たぶんそうでしょうね。

そんなことは分かっていたんだけど、でも私はあなたと出会えて・・・
いえ、出会った日からちょっと世界が変わりました。
文才ないからうまくは言えませんが、なんだか少しのことでドキドキしたり、何でもないことで胸が騒いだり。
今度の芝居のセリフであったんだけど、「世界が輝き出した」。
大げさに言うと、そんな感じでした。

女優を目指して上京しましたが、3年経っても芽も出なくて、最近はあんまり頑張れなくなっていました。
でも、あなたに会えたので、また頑張れた。
あなたが観に来てくれると約束してくれたので頑張りました。

でも、栞さんに言われてハッとしました。
私は自分のことばかりで、あなたのことなんかまるで考えてなかったのですね。
独りよがりの迷惑だったんでしょうか?
私は全然、人の気持ちが分からないんでしょうか?
もっとみんな上手に人と付き合えたり、上手に生きてるものなのでしょうか?

あなたは確かに言葉をしゃべらないけど、私はいつも思っていました。
私たちはいつも沢山の言葉をしゃべるけど、しゃべればしゃべるほど本当のこととかけ離れていってるんじゃないか?

あなたが私にくれた絵は本当の絵だと私は思いました。

私はあなたと・・・
私はあなたと・・・
なんだろう?
私はあなたと・・・までで止まってしまいました。

支離滅裂な手紙ですみません。

足のお加減いかがですか?

水野紘子

あなたと・・・「逢いたい」「一緒にいたい」「愛し合いたい」・・・あふれる想いは一言では言い表せない。

そんな言葉にできない空白にこそ言霊は宿り、ハートが通じ合う。

SNSを通したコミュニケーションがますます活発になる今の時代こそ 「言葉にできない 」気持ちは素直にそのままにする、ありのままの姿を大切にしたいですね。

Twitter: ぼくでん@Affinity革命!

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