愛車の車検を2年ぶりに終えた。見積もりを比較検討した結果、今回はエネオスに車検代行をお願いした。
2014年の夏の日、もらい追突事故で車が大破して買い替えた車だ。
5年前の夏の日曜日、首都高で渋滞の列の最後尾にいたところ、突然、体が前に投げ出され、後方からはガラスが降り注いできた。乗員は顔面骨折などで救急搬送された。
仕事現場に向かう途中の加害者は、スマホを見ていたのか、ナビを見ていたのか分からないが、80kmくらいのスピードのまま突っ込んできたのだ。
加害者はワゴン車に乗っていたから、まだ運がよかったのかもしれない。もしも大型トラックだったらと思うとゾッとする。
いま思うのは、常に被害者にも加害者にもなりうるということ。運命の分かれ道は紙一重なのかもしれない。
事故後に何度か警察に呼び出され調書を作成した際に「重大事故なので起訴は免れない」と聞かされた。
「事故直後から自らの非を認め、その後の対応にも誠意を感じられるので、処罰感情はありません」と調書に書き加えてもらった。
その後、警察から連絡はないので、裁判がどうなったのか、加害者の男性がどうなったのか分からない。いまも同じ職場で、同じように幸せな日々を送られていることを願うばかりだ。
そして、本人に誠意がある限り、「セカンドチャンス」も「サードチャンス」も「フォースチャンス」も認める社会であって欲しい。僕たちはみな「紙一重」のところで生きている存在なのだから。
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